仲間内や仕事関係や連絡を頂いた方にはメールやLINEなどでお伝えしましたが、9日土曜日から緊急入院しました。毎度お騒がせして申し訳ないです。
先月からなんとなく体調はよくなかったんですが、それでも特に違和感などなく普通に生活していて、9日も昼に病院で診てもらって薬飲んで休んで、夜は体調良ければイベントに遊びにいくぐらいだったので、自分でもまさか入院するとは微塵も思ってなかったです。
そもそも今回の病気も家族で一番最後に自分にうつったというただの風邪だったし、自分以外の家族は病院に行く事もなく完治したので、まさかこんな事になるとはまったく思わなかったわけです。生まれつきの自分だけの体質に起因するところは一部あったのですが、基本的には悪化すれば誰でもなる可能性のある話だそうです。要するに風邪だからってゆっくり療養せずなめて放置していると、こうなっちゃう可能性があります。風邪は万病の元とはいいますが、心底納得しました。あと、今思えば引っ越しや仕事やなにやらで4月〜GWが忙しくて土日もゆっくり休めなかったので、いつもより体力や免疫力が落ちてたとは思います。
至る経緯ですが、6日夕方に発熱がスタートし38℃まで上がり、7日の早朝にはいったん熱が下がり平熱に、7日の夜にまた38℃、8日の早朝にはまた熱が下がり平熱にと上下を繰り返してましたんで、熱に関してはあまり気にしていませんでした。
ただ、8日の昼過ぎには喉の痛みであまりにも思うように声が出せず、丸一日固形食が喉を通らず食べれなくなっていたので、とりあえず早く帰って寝て、9日の昼前に喉をどうにかしようとドラッグストアにのどぬーるスプレーを買いに行こうとしていました。...食事ができないって今考えればかなりヤバい状況にもかかわらず、ちょうどいいダイエットになるわ〜ぐらいにしか思ってなくてスープでやり過ごしていて、この呑気さや甘さが本当に仇になってます。いつもの風邪が悪化しただけ程度しか思ってないです。
出かける際に、相方に"どうせならいつもの病院に行けば?"と言われ、確かにまだ時間もあるしその方がいいかもち思い、最初は行きつけの耳鼻科に行きました。...今考えると、この一言で行き先を変更しなかったら、夕方には自宅で窒息してた可能性が高いので、感謝しています。
病院では、20人ほど待ちだったにも関わらず10分ほどで診察してもらえました。この時点ではラッキーとか思ってただけですが、症状的に急患扱いだったらしく、診察終了後に受付の横に「急患対応中」の札がかかってました。札を見た時点では自分の事とは思ってなかったのですが、後々考えたら間違いなく自分でした。対応に感謝です。
診察ですが、扁桃腺などが腫れ上がりすぎて通常の口から見る事ができず、鼻から見るしかない状態との説明を受けました。で、鼻から管を通して見てもらった結果、検査設備の整って入院できる大きな緊急病院で詳しく検査する必要があり、即入院した方がいいと先生に言われました。自分的には、風邪に毛が生えた程度のつもりだったのでなぜなぜなぜ〜っ?って感じでしたが、写真を見せられ、かなり危険な状態で、このまま何もせずに進行した場合は窒息する可能性がありますと説明を受けました。
それでも、家族が同じ風邪で完治しているのになぜ自分だけそんな話になるのかといまいち納得できていませんでしたが、腕がいいと有名で人気のある先生なので、その方がいうのならとりあえず診察に〜という感じで行く事にしました。すぐに紹介状を書いてくれ電話までして頂き、その日唯一耳鼻咽喉科の救急対応をしていた大分大学医学部附属病院へ行きました。
大学病院では紹介のおかげですぐに緊急対応してもらえました。診察とCT検査などの結果、病名は急性扁桃腺周囲炎と喉頭浮腫でした。ただ、進行スピードが普通よりもかなり早く、患部の場所も扁桃腺下〜首にかけてに広がっていたため、数時間遅かったら自宅で窒息していてもおかしくない状態と先生に言われてしまい、ようやく"これはいつもと違うかも..."と認識しました。前日にあまりの息苦しさで何度か目が覚めた際に家族の顔を見ながら「まさかこのまま窒息なんかないよな〜www」なんて冗談的にふと思ったのが、突然現実になったわけです。というか、今思えばその考え自体が身体から発されていたSOSやったんやろな〜
それでもあまりの展開の早さにいまいち状況が消化不良 & 病院嫌いなので、最初は入院はどうにか避けれないかとお願いしてたんですが、前の病院の診察時と同じように、患部が肥大しすぎていて通常の口からの診察ができず、再び鼻から管を通して診て、患部の詳細な画像を見せられて説明されて観念しました。確かにいつ気道がつぶれてもおかしくない状態まで膨れ上がってましたし、その時点でも前の病院の時よりも明らかに悪化してました... このまま放置してると、早ければ数時間で呼吸困難になるから、そうなると間違いなく手術と言われ"それはぜひ避けたい..."と思いました。
また、患部の場所も悪いため、通常なら口から手術できるケースが多いですが、自分の手術の場合は絶対に首を開くしかないとの事した。ぜいぜい言いながら「それは痛い〜?」と声を絞り出すと、先生は満面の笑みで「めちゃくちゃ痛いよ〜」と言って下さいました。ついでに、初日の抗生物質の点滴で症状があまり改善されない場合はやっぱり首を切開して手術の予定でしたが、どうにか改善し数値も落ち着いたので、手術は避けられました。
そういえば、朝からずっと雨が降っていたにも関わらず入院が決まったらすぐに晴れた事は、たぶん一生忘れません。病室から見える緑や空は雨上がりでとても綺麗でした。
そもそも、ちょっくらお使い気分で一人で運転して病院に行ったら、緊急入院になったわけです。着の身着のままですし、仕事で月曜日午前中に提出の書類やアポもあり、PCも何も持ってなかったため(そもそもwifiが病室にないからPCは意味がなかったけど...)、一旦は帰宅させてと懇願し(今考えるとむちゃくちゃ...)、あまりよくはないけど点滴と投薬をひと通りした上ですぐ病院に戻るのであればいいよと許可をもらい、一旦帰宅し仕事を済ませ服や暇つぶしの準備をして入院しました。最近も自分と同じ病状で同じように一旦外出をしたら、すぐに呼吸困難で救急車で戻ってきた事があったので、くれぐれもと念押しされてましたが、途中もぜいぜいいってろくなもんじゃなかったです。
というわけで、入院です。PCはネット接続がなくて意味がないし、TVもまったく見ないので、こんなに休んでいいのかな〜というぐらいのんびりしてます。まあ、する事はなにもないけど、なにもしない事が入院なんやろな〜とか思いじっとしてます。あと、やっぱり弱っているのかよく寝てしまいます。実は子供の頃自分で外して血まみれで脱走した事があるぐらい点滴が何より嫌いでなんですが(異物感がたまらない...)、今回は大人しく観念して常時接続しています。なんせ、悪化して首切って手術するよりはいいなと。
大分大学医学部附属病院は色々と改装工事中です。自分は初めてきたので知りませんでしたが、かなり大きく綺麗な病院です。自分の病室は新館にあるのですが、新館だけあって病院の中でも設備が新しく、目の前に緑が広がり、遠くには高崎山を望む景色の良さで、まるで旅館のようです。売店やレストランどころかスタバもセブンイレブンもあります。とりあえず不自由なく生活できる状態です。
暇つぶしにとMaschine mikro2を持ち込んでは見たものの、ほとんど使わなかったです。パッドを叩く音が病室で響くのと、そもそも繋がったままの点滴を気にしながらパッドを叩くほどの体力もなかったっていうw ただ、Mikroの携帯性の良さだけは実感できました。機材っていうのは適材適所なんやな〜とかあらためて思ったりも。同じような理由で雑誌もほとんど読みませんでした。ひたすら瞑想です。あとは、戒めの気持ちを込めて、今回の顛末(この記事を含む)をまとめてました。結果論ですが、ここまで悪化するまでに打つ手はいくらでもあったわけなので。
さて、入院して何より驚いたのは、食事が美味いです!色々食べましたが、本当に美味しい。病院食は不味いというイメージがすっかり変わりました。栄養バランスも考えられている上に美味しいなんて、言うことなしやな〜と。ただ、おかゆに納豆は正直どうしていいかわからなかったですけどw
前述どおりずっと点滴が刺さったまんまで嫌なんですが、それさえ気にしなければまるで旅館にいるようです。まあ、入院施設は療養する場所なので当然といえば当然なのかも。先生も看護師さんもそういう方針なのかフランクで優しいし、居心地いいなと。病院は好きではないですが、悪くないかもと思いました。
一番好きな治療↑ これやると気分がいいっす♪
ともあれ、しゃべれるようになったし固形物も食べれるようになったし、血液検査の結果も改善されているし、何より家や仕事に早く戻りたいので、とりあえずもうすぐ退院して明日には社会復帰します。体力も戻っていないし不安もありますが、自分しかわからない事もあるので、これ以上じっとして迷惑をかける事はできないなと。ただし、再発する可能性があり、またその場合は間違いなく手術になるそうなので、しばらくはしっかり通院治療しつつ、刺激物や嗜好品はとらず健康に暮らします。イベントは遊びに行くし出演もするけど、禁酒だし時間も区切って大人しく過ごします。運動して体力もつけないとな〜
というわけで、以上お粗末ながらご報告までに。年甲斐もなく色々とご迷惑やご心配をおかけして申し訳ありませんでした。皆様、ありがとうございました。