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2025年6月23日月曜日

[音響補正] IK Multimedia ARC StudioとSoundID Reference 比較


6/21・22は第8回デフビーチバレーボール国際親善大会@祝祭の広場でPA・DJでした〜 主催のDBVAの皆様、出演者・参加者・関係者の皆様、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!

前回が冬だったので暑さにやられました...w とはいえ、日本代表やポーランド代表の選手たちの大迫力のプレイを間近で見れて圧巻でした!あと、初日は久々に長時間プレイでしたw 朝8時に会場入りして設営し9時にスタートで、19時ぐらいまでノンストップだったので、少なくとも8時間ぐらいやってた気がする...

リポはまた後日〜

そして、今週金曜はレギュラーのFLAMES@FREEDOMです! こちらもぜひよろしくです〜!


さて、今日は音響補正の話をば...

先日、吸音材を導入したけど、やっぱりそこまでの効果はないな〜と。まあ、予想通りの結果で、そもそも部屋の構造的に限界があるというか。フツーのマンションの一室やしw

ということで、音響補正機材を検討しました。田舎ゆえに実機を触れるような環境はないため、あくまでネットで先人の方々のブログやメーカーサイト、ChatGPTなどで調べた限りでの判断です。東京出張が入ればお店回ってとは思ってたけど、来月以降じゃないと行かないやろうし... 地方は世知辛いな〜

このジャンルは今人気があって業務用途からDTMユーザー向けまで様々な製品があるわけですが、自分が金額的に買えそうなものを検討した結果、

IK Multimedia ARC STUDIO(5万円ちょい)
SoundID Reference for Speakers and Headphones with Measurement Microphone (6万円ぐらい)

の2機種に絞りました。GenelecユーザーなのでGLMも良いな〜とか思いましたが、ずっと気になっているモニタースピーカーもあるので、もし導入しても使いまわせた方が良いかな〜と。...それにしても、一昔前では考えられない安さよ...


では、早速比較していきます。

IK Multimedia ARC STUDIO のメリット・デメリット
メリット
ゼロレイテンシー補正:DSPハードウェア経由で音声を補正するため、DAWにプラグインを挿さなくても正しい音でモニタリング可能。
専用ハードウェアによる一貫性:別のPC、別のDAWでも、補正された音をハード経由で再現できる。
シンプルなルーム補正設計:測定から補正プロファイル生成までのフローが非常にシンプル。
低価格ハードウェアDSPモデルとしてはコスパ良好

デメリット
ヘッドフォン補正に非対応:外出先や深夜のモニタリングに柔軟性がない。
柔軟な補正カーブのカスタマイズ不可:ターゲットカーブはフラット基準中心。個別調整は限定的。
補正対象が限定的(スピーカーのみ)


SoundID Reference のメリット・デメリット
メリット
ヘッドフォン補正に完全対応:約500種以上の市販モデルに対応するプロファイルをプリロード。オリジナルの測定プロファイルも作成可能。
Systemwide補正:DAW外(Spotify、ブラウザ、YouTubeなど)でも補正後の音を再生可能。
カスタムターゲットカーブ機能:フラット以外にもリファレンススピーカー風味の音を再現できる。
柔軟な導入環境:ラップトップ制作/スタジオ制作問わず適応可能

デメリット
DAW使用時はプラグイン運用が必要(やや複雑)
バウンス時にバイパスを忘れると、補正音が混ざってしまう恐れあり。Systemwideモードは若干のレイテンシーあり
音楽制作中のリアルタイム処理にはやや不向き(高性能PCなら気にならない程度)
DSPハードウェアがないため、PC負荷に依存




で、私のメインのDAWはAbleton Live 12なので、その点も考慮しつつ考えると...

IK Multimedia ARC STUDIO
固定のスピーカー環境(常設スタジオや自宅スタジオ)
ヘッドフォンでの制作をほぼしない
Ableton Live 12上で補正プラグインを使いたくない(煩雑さを避けたい)
低レイテンシーが絶対条件(特に録音を行う場合)
補正はハードウェアDSPで完結 → Liveの中では何も気にしなくていい
ミックスもバウンスもそのまま実行可能 ※ただし補正がかかった状態はモニター出力にしか反映されず、録音には含まれない
✅ → 制作環境が「定位置&スピーカー中心」ならARC STUDIOの方がシンプルで確実。


SoundID Reference
ヘッドフォンとスピーカー両方を使う
ノートPCでの制作や移動スタジオ環境に対応したい
Ableton Live内で柔軟に音響補正を切り替えたい
ルーム音響だけでなく、音響ターゲット(例:NS10風など)を変更して聴き比べたい
補正はプラグイン or Systemwideで行う → Live内で補正プラグインを挿す必要あり
ミックスやマスタリングではバウンス時に補正をバイパスする手間がある(その代わり、ヘッドフォンでどこでも同じ音像を保てる強みがある)
✅ → 自宅・移動・スタジオすべてでLiveを使う柔軟な制作環境ならSoundID Referenceが圧倒的に便利。


個人的に部屋で制作することが多く、最近は環境が整ってきたのでヘッドフォンも以前ほど使わないのと(使ったとしても、モニタースピーカーと同じ必要はないと思うし)、Ableton Live 12はそれなりに負荷があるので、レイテンシーを増やしたくはない点(ハード(専用DSP)で処理してくれる)で、結果としてIK Multimedia ARC STUDIOを購入しました。使いこなせるように頑張ります〜

なお、IK Multimedia ARC STUDIOより細かく設定したい方や、制作時にヘッドフォンを多用する方はSoundID Referenceが良いかと思います〜

...まあ、結局はEQの話なんだけどね... それは重々わかってます... あと、DAWからオーディオインターフェイスでデジタル信号をアナログ信号に変換した後に再度ハード(ARC Studio)で変換するわけで、間に挟む機材が少なければ少ないほど良いという原理主義からは逆行するという... さらに個人的に、サブウーファーも当然使ってるけど、そこはどうするのとかw

まあ、試してみて音が良くなればそれが正義だということで...w もうポチっちゃったしw あと、この手の機材って、家のオーディオをはじめ、Barとかアパレルショップとかで音にこだわりたいけど、音響をプロに施工してもらうお金まではない方には最適なんじゃないかな〜とか思いました。


さて、イベント開催・出演予定↓ 出演確定済みは下記です。フライヤーは出来次第展開します!

6/27 FLAMES@FREEDOM
7/20 SOUND ON@別府 SUNNY PLACE
7/26 Savvy 10th Anniversary@Savvy
8/2 大分七夕祭り 水辺の屋台村@アクアパーク
8/9 Groovy@日田 CMVC
8/22 FLAMES@FREEDOM

いずれもぜひ遊びに来てください〜!

イベントインフォも随時更新してます〜

そんなこんなで、また〜