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2021年2月3日水曜日

DJ用ターンテーブル比較 Technics SL-1200 mk5 vs Pioneer PLX-1000


今日はDJ用のタンテ Technics SL-1200 mk5とPioneer PLX-1000の使用感の比較をば〜

現在DJ用で主流なのはTechnics SL-1200シリーズとPioneer PLX-1000だと思います。Technics SL-1200シリーズでは、待望の新商品Technics SL-120 mk7が発売されましたが、10万円以上というお値段で... Pioneer PLX-1000だと7万円後半で手に入りますので、まだお財布に優しい感がw


Technics SL-1200シリーズは個人的には25年ほどのお付き合いになるので、安心感はあります。というか、タンテ=Technics SL-1200というイメージが定着しているって方は多いと思います。

それと比較するとPioneer PLX-1000はまだまだ新しくて、クラブでもあまり見かけません。これからシェアが伸びる可能性はありますが。

前置きはこのぐらいにして、早速自宅にあるTechnics SL-1200 mk5Pioneer PLX-1000を比較します。...本当はmk7の方がいいのかもしれないけど、そんなお金はないんでw

まず、一番肝心の音質は、全く違います。Technics SL-1200 mk5の方が柔らかいというか、全帯域が再生されますし、中音が滑らかでアナログライクな音質。対するPioneer PLX-1000は、ドンシャリが聞いているというか。同じ音源を聞いても、ハイが強調されているという感想です。個人的には、今のデジタル音源にはPioneer PLX-1000の方が合うけど、レコードを聴くならTechnics SL-1200 mk5の方がいいかな。

外観は似ています。これは、DJ用タンテを出しているどのメーカーも、Technics SL-1200シリーズを踏まえているので当然かな。個人的にアームの作りなど細部は、Technics SL-1200シリーズの方が高級感は感じます。まあ、Pioneer PLX-1000は台湾のOEM製品だったはずなので、色々とコストダウンはしてるんだろうなと。

機能的な違いは、Pioneer PLX-1000はテンポ可変幅を±8%、±16%、±50%から選択できます。幅が広がるのはいいことだと思いつつも、そこまで使うこともないかなとも思います。あと、トルクはPioneer PLX-1000の方が強いです。スクラッチを多用するDJにはアドバンテージになるかと思いました。

他にも、特筆すべき点として、配線関係があります。Technics SL-1200 mk5は配線が着脱できませんが、Pioneer PLX-1000は着脱可能です。


ただ、Technics SL-120 mk7からは着脱可能なので、どちらのブランドでも新品を買う場合には同じかと。Technics SL-1200シリーズで1番のトラブルは断線だと思いますので、着脱式は大歓迎です! まあ、タンテはシンプルな機械なので、配線ぐらいは不器用な自分で直せたわけですが、時間も手間もかかるし火傷するしで面倒ですもんね〜

...とか言いながら、着脱式も配線の紛失などもあり、面倒臭い点はありましたw 「外れない仕様であれば探さなくていいのに」とか思ったりもw

個人的に一番驚いたことは、Pioneer PLX-1000本体質量が14.6 kgもあり、めちゃくちゃ重たいです! Technics SL-1200 mk5本体質量が11.7kgなので、かなり違うとわかります。重さは音質にも繋がるのでいいとは思いますが、自分のように頻繁に貸し出しや野外イベントを行う事がある場合には、結構腰がやられるというか...w 一般的なタンテ運搬用ケースの重量が7.6kgあるので、ケースに入れると20kgオーバーです。当然タンテは2台必要なので、合わせると40kgオーバー! どんな筋トレやねん...

そんなわけで、Technics SL-1200 mk5Pioneer PLX-1000を比較してみましたが、個人的な感想として、 自宅や店などに備え付けでタンテを使用する場合は
アナログレコードをよく使用するのであればTechnics SL-1200 mk5
デジタル音源をよく使用するのであればPioneer PLX-1000

自分のように、業者として機材貸し出しや野外のイベントを行う場合は重量の負担を考えて
Technics SL-1200 mk5
となりました。

ご参考までに〜♨️