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2018年4月9日月曜日

Music Review #02


久々にそれっぽく音楽レビュー その2。 その1はここをクリック!

前回同様に最近聞いている色々なHip hopをメインにご紹介。個人的に好きでよく聴くテクノやダブ、ハードコアとかメタルコアとかの極端なのはSPACE CAKES + ATRAP関係にはニーズがないと思うので今回は極力外してます。

では早速、強烈なジャケの一枚から↓


Jean Grae / Everything's Fine

南アフリカのケープタウン生まれで、現在はNYはブルックリンを拠点とするフィメールラッパー(コメディアン / 役者もやるそうです)のJean Graeの最新アルバム(2018年3月末リリース)。Just BlazeやQ-Tipらも一目置くデトロイトの逸材MC Quelle Chrisががっつり参加しています。

...ちゅか、何よりまずジャケから爆笑してしまいました。完全に狙ってるとしか思えない表情にスタイリングw 完全にジャケ買いです。ずるいっすw

肝心の音も、ジャズのテイストが多用されているトラックの上にJean GraeやQuelle Chrisのラップが縦横無尽に載っていてかっこいいです。失敗の多いジャケ買いですが、これは"大当たり"でした!


Senbeï / Ningyo

フランスから、Senbeï というプロデューサー / トラックメーカーの最新作(2017年11月発売)。今までもサムライとかつく海外アーティストは色々見てきたけど、センベイって斬新やなと...

日本に影響を受け琴、尺八、三味線、などをサンプリングして作られたアルバム。 Shing02も参加しています。PVやアートワークもすべて日本だらけで、どんだけ日本が好きなんだって感じです。ある意味、日本人より日本人やわ。ジャンル的にはExperimental Hip Hopかな。

ちゅか、ただただかっこいい。ここ最近では一番かも。DJ BAKUとかNujabesが好きならどハマりしそうです。おそらく、制作環境(Kompleteとか)が似ているためか、DJ BAKUとは音が似てます。特にドラム類。コンプのかけ方とかも似てる気がする。

残念ながらNingyoは国内で見つけきれなかったので、代わりにArmy of Meをリンクしときます。

所属しているフランスのレーベル「BANZAI LAB」は、無料ダウンロードできるレーベルコンピを複数出しているので、チェックしてみるといいかもしれません。他にもいいアーティストが複数いました。いつも思うけど、本当にフランスはアングラHip Hopとダブ〜レゲエの宝庫やな。現地に行きたいわ。


Fatoni / Im Modus

同じくドイツの2MCの去年の作品。Juse Juつながりでディグリました。ジャケもインパクト大!

Juse Juと同じく、タイトなビートの硬くてオールドスクールマナーなHip Hopを展開していて、メインストリーム色の強いドイツでは異色かも。つまり、ウチの面々は好きな音でもあるかなとw ドイツ語独特の硬い語感もトラックにあっていてGOOD!


Namika / Nador

これまた同じくドイツのフィメールMC兼シンガー。色々な賞を受賞しているだけあって、かなりポップで聴きやすいです。元々インディーズの頃は濃いHip Hopをやっていましたが、メジャーデビューしてからポップな感じも取り入れて成功した例です。逆を返すと、ドイツでも濃いHip Hopは一般的に受け入れられないという事でしょうね。いわゆるセルアウトといえば感じが悪い印象もあるけど、それができるのってそもそも相当な実力があるからこその話だと思うので、素直に凄いと思います。

ま、そんな訳で、この作品はかなり聴きやすいので、Hip hopが苦手って方でも聴けるかも。そもそも、あえてドイツ語から入る必要があるかは別として...  BGMで流しても気にならないぐらいのキャッチーさです。濃ゆいものばかり聴いてると、たまにキャッチーな音を聴きたくなったりしますが、そんな清涼剤的な役割も果たしてくれそうです。

また、現場叩き上げでのし上がってきただけあって、ラップ自体もスキルフルでかっこよかったりもします。ルックスも◎!


Das nullte Kapitel / Kaptn Peng & Tentakel Von Delphi

残念ながら国内での取り扱いはないようなキャプテン・ペンとデルフォイの触手たち from ドイツ。例えるアーティストが浮かばないくらい、面白いHip Hopです。実は2013年には東京ドイツ文化センター、ドイツ学術交流会、日独協会の招聘で日本でライブしていたりもしますが...

もちろん、自分のように海外のアマゾンなどのアカウントを持っていれば、CDもアナログも購入できます。日本への送料も安いです。...が、レコードは曲がってた事があるな...

音はオルタナティブヒップホップというか... 変ですw ドイツ独特のメロディーや音もあって、これぞジャーマニーっていう音楽です。ロック側からのアプローチとしてはPRIMUSとかが近いのかも!?


Her / Her

フランスのデュオの最新作。デュオといっても、Simon Carpentierはガンで亡くなったため、残されたVictor Solfがその死を乗り越えてリリースしたネオソウルマナーなアルバム。色々なタイプの曲があって面白いです。

音が黒い80年代って感じで素敵です。何より、ジャケが素晴らしい。これもずっと流していれそうな感じ。


sole / WHITENOISE: nomoredystopias

国内にはほとんど情報がなかったSole(ソールと読むらしい)。Anticonの中心メンバーでもあるラッパーで、2000年にファーストアルバム「Bottle Of Human」、2003年にセカンドアルバム「Selling Live Water」をリリースしています。その後、スペインに移住して2005年にサードアルバム「Live from Rome」をリリース。また、Deep Puddle Dynamicsや、So-Called Artistsのメンバーとしても作品をリリース。ジャンル的にはもろにExperimental Hip Hopですね。

...これがめちゃめちゃカッコいい!DJ SHADOWやUNKLE好きならどハマりすると思います。Bandcampにも販売ページがあるので、購入はできますが... 情報が... 誰か教えてくれ〜


Zeke / Hellbender

アメリカはシアトルが生んだ高速ハードコアパンク"ZEKE"が約14年ぶりの新作となる2018年作アルバムをリリース!! プロデューサーはグランジ最盛期のNIRVANAやSOUNDGARDEN等も手掛けたシアトルの巨匠Jack Endinoが担当。

...結成25周年だそうですが、最初から金太郎飴のように変わってません。まあ、技術向上とかはあるとしても、最初から爆音爆速ドストレートなハードコアパンクでしたw 変わり続ける(進化し続ける)事もパンクだけど、ひたむきに変わらない事もパンク。やっぱりこうでなくっちゃね。初心に帰れる一枚です。かっこいい!


そんな感じで、レビューはまたまた次回(来週)に続きますw


さて、今週末はATRAPです!よろしくお願いします!

他にも色々決まっていってますので、確定分をば〜
お店の告知もあるので、6月までは無理してでもゴリゴリ出演しますw






そんな感じで、また〜!